土地に対する憧れ
土地に対する憧れは強い。なぜなら、育ったのが一軒家だから、その良さを実感する。
いま住んでいるマンションは8階建てだが、夏は風がよく入り、涼しいし、冬は意外に締め切っておくだけで、暖かい。
仕事から、北風に吹かれて、ぴゅーと舞うように、玄関を開けて中にはいると、ホッとする。一人暮らしのくせに、何だか部屋が冷えていない。でも、ホントは冷えているんだけど、外が寒すぎるからね、あまり感じないというのが、ホントのところだよ。
だが、やはり一軒家となると違うよね。
上下の階からの騒音もないし、人付き合いも昔からいる人ばかりなので、安心だ。それが一番のセキュリティーなのかもと、最近になって思うことがよくある。実家に帰って、しみじみするんだよね。
いずれは、この家に住むことになるのかなと、ベッドではない畳の上に敷いた布団の中で、手足を伸ばした時に、安らぐ感じ、思い出に似たその安らぎを噛みしめる時、自分の家っていいもんだなと思うんだ。
不動産を相続するのは、それなりに税金がかかったり、大変かも知れない。
でも、不動産を受け継ぐというのは、お金に換えられない、暖かなものだと思う。
父親や母親と一緒に暮らしたこの家をずっと残しておきたいと思っている。